カーボンマイクロコイル(CMC)とは

 

 「約1/1000 mm(マイクロオーダー)のピッチでコイル状に巻いた非晶質の炭素繊維」をカーボンマイクロコイル(CMC)と定義している。

 近年、繊維強化プラスチックや繊維強化金属などの先端複合材料が、航空機や自動車、さらにスポーツ用品などに頻繁に利用されている。工業的に実用化されている新素材や材料には、様々な種類のものがあるが、その中で炭素繊維やセラミック繊維は、最先端の強化材として広く用いられている。

 実用化されている素材は、それぞれバルク、粉末、薄膜、ファイバー状など形態を有している。このような形態は、成分や組成と同じように素材の性質を左右していることが多い。例えば、既存の繊維状の強化材には、直線状のものしかない。そのため、複合材料として用いたときにいくつかの問題点が生じるが、CMCはこれらの問題点を解決できる画期的な材料である。

 最先端工業技術の開発には、いかにして要求される高度な特性を持った新素材や材料を開発するかが大きなキーポイントなっている。当然、既存の材料の欠点を克服することも要求に含まれている。このような背景から複合材料に対する市場の要求は、コイル状の形態を有したセラミック素材に注目し始めている。

 コイル状の物質といって思い出すのが、生体活動を司る核酸やタンパク質である。DNAやタンパク質の機能が、それらのらせん構造から発せられるように、物質の機能は形態と密接に関係している。マイクロ〜ナノ・オーダーのらせん状(コイル状)のCMCは、既存の材料では得られない高度な新規機能を持つと期待される。一つは、コイル状という形態によるスプリング特性を生かした高温耐食クッション、パッキング材など。また電気的にも、電磁波吸収材、遠隔操作が可能なマイクロデバイス、マイクロフィルター、マイクロメカニカル素子、マイクロセンサー、エネルギー変換材料など。さらに水素吸蔵材など、これまでの素材・材料では得られなかった高度な機能を期待できる。CMCは新規産業の育成に貢献できる次世代型の画期的な新素材である。

 弊社(シーエムシー技術開発株式会社)では、国内外の大学や研究機関、さらに民間企業との共同研究を活発に行い、CMCの電磁気的、機械的、生物学的、医学的特性などを評価・検討し、CMCの様々な産業分野への画期的な活用を開拓している。


CMCとは
機械的特性
電気的特性
電磁気的特性
電磁波吸収特性
CMC写真

 

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