ビジュアルガイド ミクロの世界[近日発売予定]
■本書の内容
本書は、電子顕微鏡の達人、長崎大学名誉教授 岩永浩、岐阜大学教授
元島栖二両氏の手によって撮影された美しい「ミクロの世界」を多角的に紹介した顕微鏡写真集です。各見開きごとに未知の世界のおもしろさと、すばらしさが、見やすく、わかりやすくまとめられています。
■著 者:岩永 浩、元島栖二
■発行者:シーエムシー技術開発株式会社
■構 成:全6章
第1章 「ミクロの世界」へのお誘い
第2章 生物体の表面
第3章 結晶のなりたち
第4章 ミクロのおもしろい形
第5章 ミクロのきれいな模様
第6章 未来を拓く『ミクロ』と『ナノ』
■体 裁:B5判変形104ページ
■写 真:250点
■価 格:2,940円(消費税込み)
■発刊日:11月下旬予定
■本書の特徴
電子顕微鏡写真を中心にした、すばらしい画像の数々に接することにより、視野が飛躍的に広がります。
形や色模様など、デザインの基本的要素についての理解が深まります。
連想を活用して、印象を深め、楽しみながら記憶を確かにすることができます。
次の時代を担う新素材について、基本的な知識が得られます。
■「ミクロの世界」推薦のことば
肉眼では見ることのできない「ミクロの世界」を電子顕微鏡で見ると、そこはまるでキラキラとした「アート」の世界です。この地球上に存在する、あらゆる生物と、この世に存在するあらゆる物質に、時進秒歩の科学技術の進歩は、“観察技術”を飛躍的に発展させました。身近にある虫メガネから、顕微鏡、そして電子顕微鏡は、彼ら生き物たちが命をいとおしみ、守り、種(子孫)を後世に残すために外敵や環境と闘い、必死に生きていることを教えてくれます。
彼らが持つさまざまな固有の機能や、あらゆる物質が持つ機能は、微細構造の解明を第一歩に豊かさを求める人間社会に応用されています。そして今、ナノテクノロジー(超微細技術)の時代に突入し、世界的規模の熾烈な研究開発競争が加速しています。
DNAラセン構造は、森羅万象のうず潮や台風のうず巻きに連なり、元島教授が発見されたCMC(カーボンマイクロコイル)も同じ形状をしている不思議さを、岩永教授の電子顕微鏡写真は、見事に捉えています。テルル化カドミウムは、まるで古代都市ギリシャの神殿を連想させます。
著者、岩永浩・元島栖二両教授は、文部科学省初等中等教育局が、平成15年度より始めた「その道の達人」学校派遣事業の、″理科実験・電子顕微鏡″、″ナノテクノロジーの達人″として認定委嘱を受け、全国の小中高校へ出前実験授業を展開されています。どの会場も熱気にあふれ、生徒たちは驚きの歓声をあげ、知的好奇心と探究心が芽生えたと感想を述べています。
あなたの図書館、リビングルームにこの書を揃え感性磨きのエチュードにされてはいかがでしょうか。
社団法人 日本理科教育振興協会 会長 倉持 行良
「その道の達人」事業推進プロジェクト代表
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