電磁波吸収特性測定受託サービス
〜電波吸収体の測定、開発、設計をトータルサポート〜
弊社では、自由空間法による電磁波吸収特性の測定を受託しております。
板材をはじめペーストや液体の反射吸収、透過吸収、誘電率の測定および測定した誘電率に基づく電磁波吸収特性シミュレーション等さまざまなメニューをご用意しております。
貴社の電磁波吸収体の研究開発、商品開発などに是非ともご活用ください。
電磁波吸収特性測定サービスでは、書面での結果報告だけでなく、結果報告後に、Web・電話・メール等で結果の詳細説明や結果に基づく電波吸収体の開発や設計のご相談をお受けすることも行っております。
測定装置概観
1.測定受託項目
(1)反射吸収測定
金属反射板を背面に配した平面形状の試料に電磁波を照射し、反射波の減衰率を測定します。
(2)透過吸収測定
平面形状の試料に電磁波を照射し、透過波及び反射波の減衰率を測定します。
(3)誘電率測定
透過吸収測定の結果から試料の誘電率を測定(計算)します。
(4)電磁波吸収特性シミュレーション
誘電率の測定(計算)結果から、反射型電波吸収体または透過型電波吸収体の電磁波吸収特性をシミュレーションします。(PDF)
(シミュレーション例)
・特定周波数で最大吸収する電波吸収体の厚み
・指定厚みの電波吸収体の電磁波吸収特性
2.測定方法・特徴
(1)システム
電磁波吸収特性の測定は、株式会社マックシステムズ社製のFree Space Microwave
Measurement System(HVSFS)を使用し、自由空間法によって実施いたします。
計測システムの詳細は、こちらをご参照ください。
(2)周波数帯域
5.6〜110GHzの周波数帯域で測定が可能です。この周波数帯域を、Cバンド(5.6〜8.2GHz)、Xバンド(8.2〜12.4GHz)、Kuバンド(12.4〜18.0GHz)、Kバンド(18.0〜26.5GHz)、Kaバンド(26.5〜45.0GHz)、V-1バンド(45.0〜67.0GHz)、V-2バンド(67.0〜75.0GHz)、Wバンド(75.0〜110.0GHz)用の8種類のアンテナで分割して測定いたします。
(3)試料寸法
誘電体レンズを介して電波を収束照射しますので、小形平板の試料での測定が可能です。
試料寸法(推奨)は、150mm×150mm以上(Cバンドは200mmx200mm以上)、厚みが〜25mm程度の平板です。その他、特殊な形状・形態(表面に凹凸のあるもの、ペーストや液体状試料)のものも受付けております。(試料寸法・形状・性状に制約があればご相談をお受けしております。)
ペーストや液体状試料は、プラスチックス製等の誘電体ケースに充填して測定可能です。測定データからプラスチックケースの成分を計算により除去し、ペーストや液体のみの特性を求めることができます。
3.測定の流れ
お問い合わせ
→ 電話、メールでお問い合わせください。
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お打合せ
→ 電話、メール、Web会議等でご要望をお聞きし、測定方法を提案します。 |
お見積り
→ お打合せに従い、お見積りいたします。
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サンプルをご送付
→ サンプルをご送付いただきます。
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お申込み
→ 測定等をお申込みいただきます。
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測定
→ ご依頼いただいた測定、計算、シミュレーションを行います。
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報告
→
測定結果を報告書にまとめ、納品いたします。
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説明
→ Web会議、メール、電話等で測定結果について説明します。
ご希望に応じて、結果に基づく電波吸収体の開発や設計のご相談等を
お受けします。
4.測定料金
お問い合わせください。
5.測定結果の報告
測定結果報告書のサンプルを示します。
6.お申込方法
添付の測定申込書及び別紙1(測定希望一覧表)に必要事項を記入し、FAX又はご郵送下さい。
別紙1の測定希望一覧表には、測定申込書にご記入いただきました試料について、測定希望項目及び希望バンドをご記入ください。
お申込いただきました後、試料を送付願います。
・各種資料
電磁波吸収特性の測定受託のお知らせ(PDF)
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